5つの盾 FXトレーダーが身につけておくべき守りの技法
目次
FXトレーダーに必要な5つの盾(防御)
メインのスイングトレードだけやっていれば防御は特段必要ないが、13の武器を駆使していく中では守りが必要な場面というのがたくさん出てきます。
攻めのことばかり考えていても、うまくいくことばかりではないですよね。
攻撃がうまくいかないとき、あるいは攻撃がうまくいかないシナリオが想定されるときは、事前に防御の手段をとっておくことで、大切な資金を守ることができますし、メンタルに負担をかけないトレードを続けることにつながっていくのです。
5つの防御技法の解説
時間的リスクを減らす
エントリーの際の環境認識に基づいてポジションをホールドするものですが、持ち続けるほどリスクを抱えるということもあります。また、エントリーの際には追い風と思っていたのが逆に向かい風に変わってしまうということもあるわけです。
エントリーのあとに「様子がおかしい」と感じた場合にいったんエグジットして、再度仕掛けのチャンスを伺うことで持ち続けるリスクを軽減することができます。
数を打つ
一発勝負を仕掛けて撃沈する人が多いわけですが、最初から手数を多くするイメージでエントリーすることが防御に繋がります。
逃げ足が速いことが成功につながることもあります。(逃げ足が速いことで成功した戦国武将もたくさんいましたよね)
少額ずつ賭けていく
予定していたロット数を一度にエントリーするのではなく、複数回に分割してエントリーしていく方法。
最初のポジションが利益になってきたところで2つ目以降のポジションを重ねていくことで、損益的に有利な状況でエントリーを進めていくことができます。
一発勝負が的中したときに比べて利益は少なくなってしまいますが、逆に動いた場合のことを考えると防御を高めていると言えますね。
深く守る(スウェイバック)
エントリー後に逆行することはよくあるわけですが、そこで全てロスカットしていると損切り貧乏になってしまいます。そこで、逆光した場合にストップロスラインを引き下げて、つまり深く守ることでストップアウトを避けて、再度当初の狙いどおりに戻ってきたところでストップロスラインを戻すという防御の手法。
仮に30%のリスクでやっていたとした場合、40%にリスクを一時的に引き上げるイメージ。
もちろん、どんな時でも使っていい手法ではなく、環境認識が正しく行われていて、逆行している理由も分かっているような場合に限られます。
逆行している場合には、13の武器である「ドテン」を使って利益を狙っていく方法もありますので、トレードシナリオを立てる際にはドテンのシナリオも用意しておくことをおすすめします。
間合いを計る
積極的に攻めていくことで守りにつなげる防御の手法。場所の情報が集まっているところでは、思った方向に抜けていくまでに時間がかかることがあります。そこでジャブのように何度もエントリーを繰り返し行うことで、来たるべき本格的な値動きにしっかりと乗れるようになるのです。
守りの技法にもメンタルの習得は必須
5つの防御法の中では、ロスカットになって損失がでてくる場面も多くなります。
しかし、負けたショックから立ち直っていないと、次の手が打てないことがご理解いただけたと思います。
そもそも、トレードで負けてメンタルにダメージを受けているようではトレーダーとして生き残っていくことは不可能です。
メンタルのトレーニングは防御の技法を駆使するために不可欠ですし、心も資金も守ってくれる最も大きな防御とも言えるものなので、メンタルのトレーニングは欠かさず続けていくようにしてくださいね。
過去のトレードセミナーでも、メンタルについては繰り返しお伝えしています。
振り返って学んでいただくと新たな学びが得られると思いますので、お時間が許せばぜひ再確認してみてくださいね。